【保存版】旅行に持っていくカメラレンズの選び方【荷物チェックリスト付き】
※当サイトの記事はアフィリエイト広告を利用しております。
こんにちは、フォトグラファーのモトセ・マヒロ（@atelier_mahiro）です。
今回は旅行でカメラを持っていく方向けに、
- 旅行に持って行くレンズは何本くらいが目安なのか？
- 焦点距離は何ミリがあればいいのか？
- ズームレンズと単焦点レンズどちらがいいのか
こういった疑問について解説をします。
記事を読むことで旅行に適したカメラ・レンズが分かるようになります。
まず始めに結論です。
- 標準ズームレンズ（24−70mm）を１本用意する。
- 余力があれば20mm以下の超広角単焦点orズームレンズを１本用意する。
- 撮影目的が定まっていなければ望遠レンズは不要です。
- どんなに多くてもレンズは３本までにする。
※全て35mm換算で表記しています。
先日こんなツイートをしました。
撮影目的のお出かけでない限りは基本的に標準ズームレンズで撮影できます。あとはvlogで超広角レンズあると便利な時があるくらい。それもGoProとかで足りる気がする。ひとりじゃなければ意外とレンズたくさん持ち歩いても付け替えしないから標準レンズ＋好きなレンズ一本くらいがちょうどいいです。
— モトセ・マヒロ@写真 (@atelier_mahiro) July 27, 2022
このツイートの通り、だいたいの撮影は標準ズームレンズ1本で十分です。普段からお気に入りのものがあれば、単焦点レンズを持っていくのもよいと思います。旅行前にどこで何を撮るかイメージして軽量化を徹底することがポイントです。
参考までに私が撮影旅行するときの装備をご紹介します。
- Nikon Z9（カメラ）
- Nikon Z7Ⅱ（カメラ）
- NIKKORZ 14-24 f2.8S（超広角ズームレンズ）
- NIKKORZ 24-70 f2.8S（標準ズームレンズ）
- 可変NDフィルター
- 三脚
- レリーズ
- モバイルバッテリー
- メモリーカード
- 予備バッテリー
- ブロアー
これを全てリュックに入れるとだいたい４kgくらいの荷物になります。
私は撮影目的の場合が多いので割と本格的な機材ですが、家族旅行する方はもっとコンパクトにできます。思ったよりレンズは使わないこともあるので、1〜2本程度にしておくとよいでしょう。超広角レンズはあると便利ですが必須ではないです。
旅行で撮る写真は標準ズームレンズでほぼ撮影できます
続いて旅行は標準ズームレンズ1本と超広角レンズ1本でOKな理由について解説します。
- 理由：標準ズームレンズで基本的な街・自然風景・料理写真・家族写真は撮れるからです。
普通の旅行において、標準域の焦点距離をもったレンズでほぼ全ての撮影ができます。
撮影ジャンルにもよりますが、自分の場合は35mm〜50mmで風景の撮影をしています。普段ご自身が撮影でよく使う焦点距離を覚えておくといいかもしれません。
また、基本的に標準ズームレンズは24-70mmで作られていますが、メーカーによっては24-105mmや24-120mmのようなちょっと長い焦点距離を持ったズームレンズもあります。
中には24-200mmといった高倍率ズームレンズとかも。一度ご自身のカメラで便利なズームレンズがあるか確認してみるのもいいかもしれません。
- もし、旅行で使うレンズを持っていない方はレンタルも可能です。
こちらの記事にまとめて紹介しているので、よかったらチェックしてください。
旅行で超広角レンズを使うときはダイナミックな風景を撮るとき
次に超広角レンズを持っていく理由についてです。
- 理由：大きな歴史的建造物でたまに24mmでおさまらない場所がある。また、vlogを撮る人は20mm以下のレンズがあった方が便利。
以上が超広角レンズを持っていく理由です。
たまに大きな建物や風景を撮影するときに24mmの画角だと入りきらない場合があります。そうした時に20mm以下の超広角レンズが1本あると解決します。
また、vlogで自撮りをする方にとっては、自分の顔が大きく入りすぎて背景が映り込まないといったことを回避するためにも超広角レンズは必要です。撮影スタイルとしてGoProなどの小型カメラを使っている方、スマホで撮影する方については、こちらの超広角レンズは無くて大丈夫です。
次に単焦点レンズについてです。
単焦点レンズとズームレンズどちらを持っていけばいいか悩む方もいらっしゃると思います。
- 特に理由がない場合はズームレンズを持って行くことをおすすめします。
というのも、できるだけレンズ交換せずに撮影できるからです。ズームレンズはレンズ交換中にゴミが入ったり、落としたりするリスクを防ぎます。リスクを抑えるためにも、ズームレンズ1本でできるだけ完結する装備を心掛けましょう。ズームレンズですと、写真を撮りたいときすぐに撮影することができるので便利です。
本当に旅行で望遠レンズを持って行かなくても大丈夫か？
次に望遠レンズは本当に持って行かなくて大丈夫？という疑問についてです。答えはYes。こちらの理由はいたってシンプルです。
- 理由：荷物が多くなる＆重くなる。持ち歩くわりに使用頻度が少ない。
※誤解を招かないために説明しますと、筆者が望遠レンズ嫌いというわけではありません。
望遠レンズを使う理由の多くが「圧縮効果」を活かして撮影したい点だと思います。でも実際旅行をしてみると圧縮効果を使いたいシーンってそこまで多くありません。
あらかじめ「望遠レンズで撮影するといい写真が撮れる」と分かっている場合であれば持っていくのはアリです。というか撮影スポットでしょうから持っていくべきだと思います。
ただ、風景写真で望遠レンズを持っていく場合は三脚も必要になるケースが多いです。そのため、望遠レンズ＋三脚のセットを旅行中に持ち歩くことになります。これ実際にやってみると結構キツイです。
自分の場合は、撮影スポットを事前に調べて望遠レンズが必要な場合のみ持っていくことにしています。超広角・標準ズームレンズに比べて望遠レンズは重いので、「とりあえず持っていく」のには適しません。行動中のリュックも望遠レンズでいっぱいになるのでおすすめはできないです。
旅行では手荷物が増えると、その分管理も大変になるので可能な限り軽量化をしましょう。上は函館に行った時の赤レンガ倉庫を撮影したもので圧縮効果っぽいですが、これでも70mmで撮影してます。24-70mmで結構足ります。
旅行に必要なカメラレンズが揃ったら持ち物をCheckしましょう！
まとめです。旅行にあると便利なレンズは次のとおりです。
- 24-70mmの標準ズームレンズ1本
- 20mm以下の超広角レンズが1本（vlogを撮る場合）
すでにレンズをお持ちの方はあらためて購入する必要はないと思います。もし、追加でレンズを持っていきたい場合はレンタルすることも可能です。
- カメラ・レンズのレンタルを検討されている方はこちらの記事もどうぞ
撮影用途によっては「この単焦点レンズも持っていきたい」といったこともあると思います。このレンズでないとダメというルールはないので、使いたいレンズで旅行しましょう。
ここまで、旅行に必要なレンズについて解説をしました。
ここからは旅行に持っていくカメラ・レンズのチェックリストになります。荷物チェックとして活用していただけたら幸いです。
【旅行前機材チェックリスト】
・カメラ（こちらでレンタルもできます）
・標準ズームレンズ
・広角レンズ
・メモリーカード
・モバイルバッテリー
・ブロアー（カメラ・レンズについたゴミを吹き飛ばせます。あると安心。）
・レンズクロス（レンズが汚れた時に拭いて綺麗にできます。あると安心。）
ケンコー スーパーハイテクレンズクロス Lサイズ ベージュ KCAHLCLBG
【撮影スタイルによってあった方がいいもの】
ここからはvlog動画など手持ちで写真を撮影する以外にもカメラを使う方向けにご紹介します。
・ミニ三脚（vlog用などちょっとした時にカメラを固定できるので重宝します。所有しているカメラの耐荷重を超えないものを選んでください。）
・三脚（どのメーカでもいいと思います。各メーカーから出ている小型のトラベルタイプがおすすめです。）
・ミニマイク（vlog用で重宝します。特にYoutubeで発信される方は持っていた方がいいです。カメラから給電できるタイプと電池や充電が別途必要なタイプの２種類があるので用途に合うものをお選びください。）
・NDフィルター（スローシャッター撮影or動画用。白飛びを抑えて画質にこだわりたい方向けです。購入される際は所有しているレンズのフィルター径にあっているか確認をしてください。）
・各種レンズフィルター（ソフトフィルター・PLフィルター・ブラックミストフィルターなど。付けることで写真の雰囲気が少し変わります。購入される際は所有しているレンズのフィルター径にあっているものであるか確認してください。）
・レリーズ（三脚使用して撮影する方はこちらも必要です。なるべくカメラと互換性のある純正を使いましょう。）
以上があると安心する装備シリーズのご紹介でした。補足しておきますと、この一覧は全て所持しないといけないものではないです。必要に応じて買い足ししてください。
ということで今回は旅行に持って行くレンズの選び方について解説をしました。ぜひカメラを持って楽しい時間を過ごしてください。
最後までご覧いただきありがとうございました！
【よく読まれている記事】
【保存版】カメラマンの私がおすすめするカメラレンタルサービス3社