MAHIRO ATELIER マヒロのアトリエ

【初心者向け】一眼デジタルカメラの選び方(結論:妥協せず好きなモデルを買う)

CAMERA

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こんにちは、フォトグラファーのモトセ・マヒロです。
今回の記事では、

  • これから一眼デジタルカメラを始めて写真を撮りたいけど、
    どのカメラを選べばいいのか分からない

という方向けに解説をしていきます。
私自身、カメラ機材に総額400万円ほど使っており、それなりにカメラについては分かっているので、今回の記事はお役に立てられると思います。

カメラを買う際は自分が何を撮りたいのかを明確にしてあげましょう

先日こんなツイートをしました。

このツイートにも書いた通り、結論として、カメラの選ぶ基準は以下の2つに分けられます。

  1. 旅行や普通にお出かけするときに使いたいならエントリーモデル
  2. 本格的に星、野鳥、飛行機を撮りたいならそれに特化したモデル

では順番に深掘り解説していきますね。

今の時代、どんな一眼カメラでもある程度なんでも撮れてしまうのが実情です


正直、並々ならぬ細部へのこだわりがなければ、どんな一眼カメラでもある程度のクオリティの写真は撮れます。
なので、好きなメーカーのカメラを買う、のが一番いいという結論です。

ちなみに始めて買うカメラがエントリーモデルでなくてもOK。
「自分は写真が上手くないから上位モデル欲しいけど買っちゃいけない」というルールはないので欲しいものをちゃんと買いましょう。

余談ですが、私が人生で初めて買ったカメラはNikon Z50というエントリーカメラでした。
このカメラを買った理由は、「一番使いやすそうでカッコいいと思った」からです。
結果的にこのNikonというメーカーのものつくりの良さが好きになって、今ではNikonのプロ機を使っています。

Nikonというメーカーはエントリーモデルでもちゃんとカメラの作り込みをしていて、マシンとしてのクオリティがとても高いです。
なので、初心者でも使いやすいカメラだと思います。

全く同じスペックでNikon Zfcという一眼レフ時代のデザインを踏襲したモデルのカメラもあるので、デザイン的に好みな方を選ぶといいと思います。
こっちのほうがお洒落して旅行に行ったりしてもファッションに似合うカメラですね。カメラのデザインが違うだけで、この2機種は全く同じスペックです。

話を戻します。
初めて一眼デジタルカメラを買う際は、好きなメーカーのカメラを買う、が正解です。
これは「あなたの人生経験として、自分が欲しいものをちゃんと自分に与えてあげる」という重要なお買い物です。

カメラってどんなに安いモデルを買おうとしても新品だと10万円以上するんです。
なので、自分が好きになれないカメラは絶対に買うべきではないです。

同じ価格帯のカメラを複数のメーカー同士で比べたときに多少のスペックの違いはありますが、
それ以上に趣味で始める時に大切なのは「自分が買うカメラに愛着が持てるかどうか」です。

機能だけではなく、見た目や大きさ、操作感も含めて自分に合いそうなものを選んでください。

なぜ、ここまでして好きなカメラを買うことにこだわるかというと、

  • 好きなカメラを買う→カメラを使いたくて出かけるようになる
    →行動範囲が広がる→たくさん写真を撮る→結果的に撮影する機会が増えて上手くなる→人生が豊かになる

この循環を作れるからです。
逆に「妥協してカメラ」を買うと、

  • 妥協して買ったから愛着が持てずに使わなくなる→撮影機会が減る
    →写真を撮らないから上手くならない→お金をたくさん使ったのに損した気分になる→もうカメラやめた(>_<)

この流れになります。

なので、「周りの誰がなんと言おうと私はこのメーカーのこのカメラが欲しい!」と思うカメラがあればそれを買ったほうがいいと思います。(お財布との相談はありますが。)

今の時代スマホでも綺麗に写真が撮れるのにわざわざ一眼デジカメを買おうとしているんです。
決して安くない&一度買ったら長く使うものであれば、最初から「自分のお気に入りの一台」を買った方がいいと私は思います。
ちゃんと欲しいものを買うと、結果的に自分に合ったカメラを求めて買い替える、いわゆる「カメラ沼」にハマらなくて済みます。

ただし、結論にも書いた通り、星、野鳥、飛行機の撮影にこだわる場合はちゃんとスペックを見て買ったほうがいいです。
なぜなら、この特殊な撮影をするときは機材のスペックが適しているものほど写真撮影の成功率が上がるからです。

星や野鳥、飛行機などの撮影をするときって、わざわざそれを撮るためだけに現地まで足を運びます。
日程を調整して晴れの日を狙って、ここぞという1枚を撮る。
その時の写真を撮るためにかけている労力は日常の撮影よりも何倍もあります。

もしかしたら、貴重な休暇をその撮影のために確保する必要があるかもしれません。
そうなった時に「カメラのスペックが足りないから失敗した」という経験はしてほしく無いのです。

今からざっくり解説するので、「こんなスペックのカメラが必要なんだな」程度に見てください。
カメラを使い続けて、いつかこのような撮影を本格的にしたくなる時がくるかもしれません。

本格的に星、野鳥、飛行機を撮りたい場合

これらの被写体を本格的に撮りたい場合は以下の基準を満たしているカメラがいいと思います。

【星を撮る場合】
・2000〜2500万画素くらい
・フルサイズセンサー搭載のカメラ

※あくまで目安です。
※画素数は簡単に説明すると写真を構成しているドットの数です。
これが多いほうが細かく写真が解像しますが、その分ノイズが出やすくなります。

理由は次のとおりです。
星の写真は真っ暗闇の中で撮るので、できるだけ光を取り込めて、ノイズが出にくいカメラを使ったほうが綺麗に撮れるからです。
また、カメラのセンサーが大きいとその分画質がよくなるので、暗所でも綺麗に撮れます。
※この辺は詳しく解説すると長くなってしまうので、現段階ではこのくらい覚えておけばOKです。

【野鳥・飛行機などの動く被写体を撮る場合】
・2500万画素以上
・AF(オートフォーカス)が通常の機種より早いカメラ
・1秒間に10コマ以上撮影ができる

※あくまで目安です。

こちらの理由は、早く動くものに対してカメラが素早く認識して一瞬を捉えることができるからです。
画素数は写真をトリミングして整えても、画質が劣化しないためにある程度多いと有利です。
1秒間に撮れる枚数が多いほど、ピントがあった写真が撮れる確率が上がります。

ただし、ここで思い出していただきたいのが、
「写真のクオリティを求める場合」はある程度カメラを選ぶ基準・考え方を理解しておいたほうがいいというだけで、
基本的にエントリーモデルである程度なんでも撮れてしまいます。

ですので、今後カメラを本格的に始めたい、すでに欲しいカメラが自分にはあるという方以外は素直にエントリーモデルを買いましょう。

もしくは一度買ったら新しいカメラは当分買わないし、その分写真をしっかり撮りたいといった方はあえて本格的なモデルを購入するのもアリです。
「このカメラだからダメ」とか、「この人全然カメラ分かっていないな」とかそういうのは一切無いです。
写真を長くやっている人は用途が明確化すればするほど、おのずと「このカメラが自分には合っているな」という判断ができるようになってくるだけなんです。

冒頭にも書きましたが、「あなたの人生経験として、自分が欲しいものをちゃんと自分に与えてあげる」ことを大切にしてください。
カメラ自体はモノですが、カメラを通しての撮影体験は人生をより豊かにするものだと私は思っています。(現に自分は会社員からフォトグラファーになったくらいです。)

なので、納得のいくカメラを購入して楽しい時間を過ごしてくださいね。
そしてご購入された際は思いっきり写真を撮ってください。ぜひ自分の大切な時間を残してみてください。

というわけで今回はこの辺で終わりにします。
ここまで読んでくださりありがとうございました!

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