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【忖度なし】高画素機大好き人間がデメリットを徹底的に解説

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「高画素機を買うべきかで夜も寝れない」と悩んだことはありますでしょうか?私はあります。

こんにちは、フォトグラファーのモトセ・マヒロです。
この記事では「高画素機を買うべきかずっと悩んでいる方」向けに忖度なしで高画素機のデメリットを解説します。
※特にエントリーモデルからの乗り換えや初めて高画素機を買うかで迷っている方向けに買いています。

実は以前にも初めての方向けに高画素機を買った方がいい人について記事を書きました。
その記事からさらに時間が経過し、今日まで高画素機を使い続けてきたので高画素機のデメリットもよく分かっています。今回はかつて自分が高画素機を購入するかどうかで長期間悩んでいた体験も交えつつ、忖度なしで解説をしたいと思います。
ぜひ購入を検討されている方は最後までお付き合いください。

※高画素=4000万画素越えの機種と定義しています。

先日こんなツイートをしました。

このツイートからも言えるとおり、高画素機のデメリットはこちらです。

  • とにかく値段が高い
  • 周辺機器の買い足しが必要
  • データが重い
  • 使えてもISOは10000まで
  • 連写コマ数が低画素機に比べて劣る

逆にいうと、これらのポイントを抑えられている方ならば高画素機を所有するメリットは大いにあります。

デメリット1:とにかく値段が高い


高画素機の特徴として多機能が挙げられます。
画素数を活かした撮影ができるように様々な機能が盛り込まれているのです。さらに高画素機はプロが現場で使用できるレベルに仕上がっているため、一般的なカメラに比べて壊れにくい設計や高品質な素材が施されています。そのため、どのメーカーも総じて値段が高いです。

デメリット2:周辺機器の買い足しが必要


高画素×高機能というロマンたっぷりの高画素機ですが、初めて買う場合は周辺機器が自動的に増えるかもしれません。
自分が使っているNikon Z7Ⅱを例にあげると、記録メディアはCFexpress typeB(もしくはXQD)カードとSDカードの2枚挿しです。

カメラのスペックが上がるにつれて、記録メディアのスペックも上がっていきます。Nikon Z7Ⅱを例にしましたが、EOS R5やSONY α7RⅤなどの他メーカーも同様です。

また、CFexpress typeBなどのSDカード以外の記録メディアは専用のカードリーダーがなければPCに取り込めません。
ただでさえ高画素機が高い上に記録メディアにも追加で出費が重なります。

デメリット3:データが重い


写真1枚あたりのデータが通常機種と比べて倍くらい重いです。
また、写真のセレクトやLightroomCCでの現像、Photoshopでのレタッチなど細かな作業をする際にPCに負荷がかかります。
1枚あたりの編集時間が増えると作業効率も下がるのでPCのメモリは16GB以上を目安に準備しておいた方がいいです。(私は32GBにしています。)

デメリット4:使えてもISOは10000まで


一般に「高画素機は高感度耐性に弱い」とよく言われています。
三脚を使用した撮影をする場合は特に欠点としてカウントしなくて大丈夫です。しかし、手持ち撮影で感度を上げる場合は割と影響が出てきます。高画素機の常用ISO感度の上限が25600~51200くらいの間で書かれていることが多いですが、実際はISO10000以下までが限度です。撮影者によって限度の値は異なると思いますが、私の場合はISO8000くらいまでが許容範囲です。6400以降からは解像感が徐々に下がるのが分かります。手持ちで夜の撮影をすることが多い方にとっては少し扱いにくいかもしれません。

デメリット5:連写コマ数が低画素機に比べて劣る


システム上、仕方がないことですが1200~2000万画素クラスの低画素機やAPS-Cセンサーのカメラに比べると連写コマ数は不利です。高画素機がどのくらい連写できるかについては画像処理エンジンに依存する部分が大きいです。また、高画素機で連写をする場合は、1枚あたりの撮影データが重いので記録メディアの書き込み速度も速いものを選ぶ必要があります。

ここまで数多くの高画素機のデメリットについて書きました。

それでも高画素機にはメリットも多数存在します。
ここから先は、高いにも関わらず高画素機を使う理由について解説をします。

高画素機を使うメリットのある方はこちらです。

  • センサーサイズがフルサイズ以上のカメラを購入予定の方
  • 高品質なメーカー純正レンズを使う方
  • ストロボを使って撮影をする方
  • 仕事で撮影をする方

 

順を追って解説します。

フルサイズ以上のセンサーなら高画素機はアリ


センサーサイズがフルサイズ以上のカメラであれば高画素機は大活躍します。理由は主に2つです。

センサーサイズを活かしたリッチな画像データ

業界標準のセンサーサイズであるフルサイズを最大限に活かして撮影をすることができます。
より高精細な描写を体感することができるでしょう。特にRAWデータで撮影をしてAdobe LightroomCCやAdobe Photoshopなどの画像編集ソフトを使って現像・レタッチをされる方にとっては最大限恩恵を授かることができます。

中古の買取価格もそれなりにある

もしも「他のモデルのカメラに乗り換えをしたい」と思った場合に中古の買取価格も比較的高めであることもメリットです。
「フルサイズ × 高画素」という組み合わせは一定の需要があるため、新機種に乗り換えるための資金にすることができます。

高品質なレンズの真の解像を知るには必要


大三元レンズや大口径単焦点レンズなど、そのメーカーの中でも特に写りが良いとされるレンズの解像力を引き出すためには高画素機が最適です。メーカーも最高画素のイメージセンサーでしっかり解像するレンズを設計・開発しているはずなので、レンズのポテンシャルを最大限に引き出すためには高画素機を使った方が良いでしょう。

ストロボ撮影はそもそも高感度にならない

モノブロックストロボやクリップオンストロボを使って撮影をする場合は、ISO感度を上げることがあまりないので高感度を気にする必要はありません。人物や物撮り、商品撮影をする際は少し広めに撮影してトリミングをすることで、美しい画像データを残しつつ編集をすることができます。今後ポートレート写真などを撮影するかもしれない方は1つ所持していると活躍してくれるでしょう。

業務撮影するなら高画素機は知っておいた方がいい

最後に業務で撮影をすることがある方は高画素機を使用した経験があった方がいいです。広告やポスター写真など細かいレタッチを必要とする撮影シーンでは高画素機が使われるケースが多々あります。商業写真の場合はトリミングをすることもあるため、画素数に余裕があった方が無難です。画像書き出し時にリサイズすることでカラーノイズも圧縮して目立たなくさせることもできます。

ここまで高画素機のメリットについて解説をしました。
高画素機は様々な撮影用途に使うことができる万能機種です。やはり一番の魅力はメーカーの上位モデルを体感できることだと思います。各社力を入れて開発をしてきているため、最上位モデルの優れた機能が搭載されている部分に魅力を感じている方も多いのではないでしょうか。

結論:向上心のある方は高画素機を買った方が得

今回のまとめです。
次に当てはまる方は高画素機を選ぶと良いでしょう。

  • 写真の向上心が高い方
  • いずれカメラで仕事をしたい方

カメラを買うときのポイントは購入から2〜3年写真を撮り続ける自分にあった機種を選ぶことだと思います。
撮り続けてスキルが伸びることで欲しくなる機能もあるため、先々を見越して購入を決断することがポイントです。長く写真を続けるからこそ、高画素機を体験することで自分の写真の世界が拡がります。

今が旬でおすすめのミラーレス高画素機です。

ひと言:NikonのフラッグシップカメラであるZ9と同等の画素数を持つハイエンド機種です。私も愛用しています。描写に関しては完全に満足する写りをしてくれるカメラです。

ひと言:SONYのミラーレスカメラで最大画素数を誇るカメラです。AIプロセッシングユニットという最新のAFを搭載しているので被写体の認識力がずば抜けています。昆虫認識までする凄まじいAFです。

ひと言:キヤノンのミラーレスカメラで初の8K動画撮影を可能にした高画素機です。2021年東京オリンピックのブルーインパルス展示飛行の撮影で使用されたカメラで有名です。

ということで今回は高画素が好きな私がデメリットと買った方が恩恵を受けられる人について解説をしました。
ご購入の参考になれば幸いです。ここまで読んでくださりありがとうございました!

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