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【保存版】旅行に望遠レンズはいらない理由を徹底解説!

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「旅行に望遠レンズはいらないだろうか。でも一応持って行くべきだろうか。」今回はこのような悩みについて解説をします。

こんにちは。フォトグラファーのモトセ・マヒロ(@atelier_mahiro)です。
この記事では望遠レンズを旅行に持って行くべきかどうかで悩んでいる方に向けて書いています。記事を読むことで、望遠レンズを持っていくか問題を解消できると思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

旅行に望遠レンズは不要です


まず結論からです。旅行に望遠レンズは不要です。理由は次のとおり。

  • 使用頻度が少ない
  • 持ち歩くのが辛い
  • 被写体が限られる

順を追って解説します。

望遠レンズがいらない理由1:使用頻度が少ない

「旅行中にいい感じの景色に巡り合って、望遠レンズを持っていかなかったら後悔するかも」と思って一応リュックに忍ばせておきたくなる望遠レンズ。実際に持って行くとほとんど使っていないことに気づくと思います。

街歩きでちょっとしたスナップ撮影をする際も焦点距離が24mm〜50mmくらいのレンズがあれば解決する場合がほとんどです。望遠レンズの場合、画角が狭くなるので観光地全体を収める写真にはあまり向いていません。せっかくの旅行写真を後で見返したときに「どこで撮影した写真か思い出せない」とならないためにも広角レンズがおすすめです。

一方で、旅行先に圧縮効果を活かした撮影スポットがある場合は持って行くのもありです。その場合は、事前にSNSや旅行パンフレット等で望遠レンズが活用できそうなスポットがあるか確認すると良いでしょう。

また、登山などの自然風景をメインに撮影する方は望遠レンズが活躍するので持って行くことをおすすめします。壮大な自然風景の一部を切り取ることや、湖の向こう岸の撮影をする際に便利です。野生動物を撮影するのにも適しているレンズなので、観光地以外の旅行の場合は持っていると安心です。

望遠レンズがいらない理由2:持ち歩くのが辛い

望遠レンズはどのメーカーも最低1kg程度はあります。そのため、望遠レンズを使用する時以外は、常にカバンに入れることになります。これが想像以上に負担です。特に街歩きを楽しむようなスタイルの旅行では、体力消耗につながるのでおすすめできません。

望遠レンズに限った話ではありませんが、旅行に持って行くレンズは3本までにすると荷物をコンパクトにできます。

  • 旅行に持って行くレンズを1本に絞りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

望遠レンズがいらない理由3:被写体が限られる

画角が狭い特徴を持つ望遠レンズは、撮影する被写体がわりと限定的です。構図の自由度も広角レンズほどではないので、撮影したい被写体が明確でなければ出番は少なくなります。標準域のレンズに比べても最短撮影距離が長めなので、近くの被写体を撮影しづらいデメリットがあります。

また、写真だけでなく動画を撮影する方にとっても、望遠よりも広角〜標準レンズの方が使用場面が多くなりがちです。リグやジンバルで全体の荷物量も多くなるので、動画撮影をする方も明確な用途がなければ望遠レンズは不要です。

旅行に持って行くなら中望遠レンズがおすすめ


ここまで望遠レンズがいらない理由について解説しました。一方で、完全に望遠域の選択肢がないまま旅行に行くことに一抹の不安を感じると思います。そのような場合には中望遠域の焦点距離をカバーしているレンズがおすすめです。どのメーカーも開放F値がF4通しのレンズである場合が多いので、観光地を綺麗に撮影するのには十分です。

おすすめのF4通しレンズ

Canon RFレンズ RF24-105F4L IS USM

Nikon NIKKOR Z 24-120F4 S

SONY FE 24-105F4 G OSS

望遠レンズがなくても旅行で望遠の撮影はできます


ここからは旅行に望遠レンズ単体を持っていかなくても、望遠域の撮影をする方法について解説します。旅行のみならず、普段の撮影でも応用できると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

中望遠レンズ+APS-Cクロップで撮影

APS-Cカメラの場合はレンズの焦点距離が1.5倍されます。フルサイズカメラの場合、24-105mmや24-120mmなど中望遠域を含むレンズを付けて、APS-Cクロップをすることで1.5倍の焦点距離としても撮影することが可能です。

クロップをすることでボケ感が多少損なわれますが、レンズ1本でフルサイズ換算150mm〜200mm程度までの焦点距離をカバーすることができます。レンズ交換の手間がなく、望遠レンズを持ち運ぶよりも負担が軽くなる運用方法です。150mm〜200mmまであれば通常の撮影では全く問題ないと思います。

  • (例)24-105mmのフルサイズ用レンズでAPS-Cクロップをすると、
    105mm × 1.5 = 157.5mm
    になるので、実質24mm〜157mmまでの撮影ができるようになります。
  • (例)24-120mmのフルサイズ用レンズでAPS-Cクロップをすると、
    120mm × 1.5 = 180mm
    になるので、実質24mm〜180mmまでの撮影ができるようになります。24-105mmの場合と比べると使用できる幅がより拡がりますね。

ボケ感を出す撮影をする場合は、フルサイズカメラの方がAPS-Cカメラに比べて有利です。APS-Cカメラでどうしてもボケ感を活かした撮影をしたい場合は単焦点レンズを別で持っていきましょう。

中望遠レンズ+高画素機で撮影

ひとつ上で紹介した方法の別バージョンです。高画素機+中望遠レンズで撮影したデータをトリミングすることで、望遠レンズで撮影した時に近い写真にすることができます。高画素機を使うことで、トリミングしても写真の画質が保たれるのでおすすめです。この運用をする場合は、トリミングに耐えられるように、できるだけ解像度が高いレンズを使用することがポイントです。解像度の高いレンズを使用することで、高精細な写真データを残すことができます。

  • 高画素機のメリットについてはこちらの記事でも解説をしているので参考にしてみてください。

高倍率ズームレンズで撮影

24-240mmといった広角〜望遠までの焦点距離を網羅している高倍率ズームレンズ。ひとつ上で紹介した高画素機との組み合わせも抜群です。ただし、高倍率ズームレンズは開放F値が暗いことや、広角もしくは望遠側の写りが若干落ちるデメリットがあります。

  • 高倍率ズームレンズについてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

高倍率ズームレンズはフルサイズ換算で200mm以上あるので、高画素機ではなく高感度耐性がある機種で撮影するのもおすすめです。望遠側になるほど開放F値が暗くなるので、ISO感度が高くなりがちですが、高感度に強い機種を使用することで、ノイズによる解像感の劣化を防ぐことができます。

また、高倍率ズームを用いた撮影は、望遠効果を活かした背景ボケを作ることができます。ピントを合わせた被写体と背景の距離が離れている程ぼかすことができるので、開放F値が暗くてもボケ感を作り出すことが可能です。人物+風景などの撮影で便利なので活用してみてください。

まとめ:望遠レンズは旅行にいらないです


今回のまとめです。

  • 旅行に望遠レンズは不要
  • 高倍率ズームレンズか中望遠を含む標準レンズの方が使いやすい
  • 自然風景を撮る方は望遠レンズが活躍

さまざまな観点で望遠レンズが不要であることを解説しました。旅行で撮る写真はいつもと少し違ったものになるので、つい気合が入ってしまいがちです。旅行前に新しいレンズを購入しているのであれば、なおさら撮影が楽しみになると思います。

しかし、写真を綺麗に撮ること以上に家族や恋人・友人と過ごす時間であったり、現地で体験することの方が大切です。写真を収めることに集中しすぎずに、自分なりに気楽に撮影ができるスタイルを見つけてください。そして、その旅行でしか楽しめないかけがえのない時間を楽しく過ごしましょう。

もし、それでも望遠レンズが気になるという方はレンタルすることも可能です。レンズを購入するよりも圧倒的にコスパよく使えるので、迷っている方はチェックしてみてください。

ということで今回は旅行に望遠レンズはいらないということを解説しました。参考になれば幸いです。ここまで読んでいただきありがとうございました。

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