【保存版】もう迷わない!単焦点レンズの選び方【初心者向け】
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「単焦点レンズは種類が多すぎてどれを買えばいいか分からない」そう思ったことはありませんか?
こんにちは、フォトグラファーのモトセ・マヒロ(@atelier_mahiro)です。
今回の記事は
- カメラ始めて少し慣れてきたので単焦点レンズが欲しい
- 単焦点レンズ欲しいけど、たくさん種類があってどれを選べばいいか分からない
このような悩みについて解説をしていきます。
この記事を読むことで焦点距離別にざっくりどんな写真が撮れるか分かるようになり、自分が欲しい単焦点レンズを選べるようになると思います。
カメラやレンズは、自分なりの基準を持つことで最適なものを選ぶことができるようになります。ですので、レンズを選ぶときのポイントや考え方を先に身につけておくと良いでしょう。
ということで、まずは結論です。
- 自分が普段撮影するジャンルに一番向いている単焦点レンズを買う
- 特に決まっていないのであれば50mmの単焦点レンズがお勧め
こちらの内容について、深掘り解説していきます。
また、この記事でご紹介する焦点距離は全て35mm換算であることを前提に記載しています。
先日、焦点距離別にどんな撮影の時に単焦点レンズが使えるかツイートにまとめました。広角、標準、望遠別に順を追ってお話ししようと思います。
広角単焦点レンズの選び方
まずは広角側からです。イメージとしては上のような写真が撮れます。
【広角】焦点距離別単焦点レンズまとめ
•20mm以下→肉眼越えた広さを体感できる。vlogにちょうどいい
•20mm→程よい距離感で星景•風景が撮れる。自撮りするならこの辺が限界。
•24〜28mm→全体の状況をマルっと写せる。自撮りだと狭く感じる。
•35mm→スナップで主題副題を分かりやすく撮影できる— モトセ・マヒロ@写真 (@atelier_mahiro) July 3, 2022
難しく聞こえるかもしれませんが、要するに空間の広がりを表現することに向いているレンズです。
広く写すことができるからこそ、自撮り写真、集合写真、料理写真、星景写真、スナップ写真、ペットの写真といった幅広いジャンルの撮影をすることができます。
また、広角単焦点レンズは写真だけでなく動画でも活躍するレンズです。料理動画やvlogなど手元を写したい時や自撮りをする時でも広角レンズは重宝されています。20mm~35mmのレンズが使いやすくておすすめです。
【料理写真・風景・スナップ写真に向いているレンズ】
【星・vlogに向いているレンズ】
広角レンズの画角に慣れないうちは焦点距離を言われてもイメージが湧かないと思います。レンズを使っていくうちにだんだんと分かってくるので、ざっくりとイメージを持っておくと良いでしょう。参考までに画角のイメージをまとめました。
-
24mm以下→スマホのカメラよりも広く写すことができる画角
28mm〜30mm→スマホカメラを起動したときの画角
35mm以上→スマホでズームした時の画角
星景撮影の場合、天の川など大きい星の塊全体を映すことが必要になってくるので、20mm以下の超広角レンズを選ぶといいでしょう。私も星を撮るときは14mm〜20mmくらいの焦点距離で撮影をしています。
また、広角レンズはパースペクティブがつきやすいので、ダイナミックでかっこいい写真を撮ることもできます。
SNSの風景写真で使われているレンズはかなりの割合で広角レンズが使われています。撮影した風景写真をSNSに投稿したい方には特におすすめです。
まとめると、
- 14mm〜20mmの超広角レンズ → 星景写真・vlogで活用できる。
- 24mm〜35mm の広角レンズ → スナップ写真・風景写真・料理動画などで活躍する。
- ※28mm(スマホの画角)より広く撮りたいのかどうかを考えると判断しやすいです。
ここまで広角単焦点レンズについて解説をしました。
標準〜中望遠単焦点レンズの選び方
続いて標準〜中望遠の単焦点レンズについて解説をします。
以下のツイートをご覧ください。
続き)【標準〜中望遠】焦点距離別単焦点レンズまとめ
•40mm→目で見た感覚に近い。一周回ってハマる
•50mm→一見とっつき難い。でも基本どんなジャンルも撮れる
•85mm→ポートレートの王道画角。程よく圧縮効果が得られる
•100〜105mm→マクロレンズに多い。めっちゃ近くに寄って撮影できる。(続— モトセ・マヒロ@写真 (@atelier_mahiro) July 3, 2022
冒頭の結論でも書いたとおり、標準域の単焦点レンズ(特に50mm)はとても使い勝手がいいレンズです。
人、花、風景、物撮り、動物など使い方次第で何でも撮れてしまうのがこちらのタイプになります。まさにジャンルを選ばずといった感じなので、特にこれと言ってほしい焦点距離が決まっていない方におすすめしたい1本です。
単焦点レンズは明るいので、撮りたい被写体の背景を綺麗にぼかすことができます。
やっぱり一眼デジタルカメラを購入したからにはスマホと違って柔らかいボケのある写真が撮りたいですよね。そんな時に標準域の単焦点レンズが1本あると、休日のお出かけがさらに楽しくなります。
単焦点レンズを選ぶ際は、「F値が低いものほど明るく、ボケ量が多くなる」、ということを覚えておいてください。
綺麗にぼかした写真が撮りたい場合は開放F値がf1.4〜f1.8くらいのレンズを選ぶといいでしょう。この辺りは各カメラメーカーごとにサイズがコンパクトなものが多く、持ち運びしやすいレンズが多いです。
また、ツイートの最後にあるようにマクロレンズは通常のレンズでは撮れない近さで撮影することができます。
花の雌蕊(めしべ)や拡大された料理・スイーツの写真を撮りたい場合はマクロレンズを使うことで撮影することができます。肉眼ではなかなか見れない世界を写真で撮ることができるのが魅力です。
この標準域の単焦点レンズは基本的にどれも使い勝手がいいので、迷ったときは50mmのレンズを買うことをおすすめします。
私も普段単焦点レンズで撮影するときは50mmのレンズを使っています。
写真を極める人が使う!望遠単焦点レンズの選び方
最後に望遠単焦点レンズについて解説をします。
【望遠】焦点距離別単焦点レンズまとめ
•200mm→ここまでは物撮り、ポートレートでも使う画角
•300mm→風景で圧縮効果活かしたカッコいい写真が撮れる
•400mm→動体撮影、スポーツ撮影で使われる。
•600mm以上→用途が限られる特殊な撮影に使われる
ちなみに望遠単焦点レンズの価格はどれも異次元— モトセ・マヒロ@写真 (@atelier_mahiro) July 3, 2022
ツイートにもあるように、この領域は特殊な撮影(野鳥や飛行機、スポーツの記録など)をする際に使うレンズになります。本格的なレンズでサイズもとても大きくなるので、その分価格も100万円を超える高級レンズです。
ターゲット層としてはハイアマチュア〜プロの方がメインで使うことを想定して作られています。
おそらく最初からこのレンズを買う方は少ないかと思いますが、いずれ野鳥や飛行機などを本気で撮ってみたいという方は「こういう世界があるんだ」ということを知っておきましょう。
ちなみに、このような高級レンズに限らず、カメラの機材はレンタルすることもできます。
あまりに高級なレンズでかつ、普段そこまで使わないというものであれば、レンタルして使ってみるというのも手です。買う前に一回試しにレンタルしてみることができる時代っていいですね。
いかがでしたでしょうか。
どの焦点距離も「◯◯mm」じゃないと綺麗に撮影できない、といったものではないので、「こういう写真を撮るときはだいたいこのくらいの焦点距離のレンズを使うといいんだな」くらいの理解で最初は大丈夫です。撮影を重ねるうちに自分なりに使いやすい画角や好きな画角が分かってくると思います。
また、シーン別にご紹介をしましたが、50mmの単焦点レンズは写真をやる上で持っておいて損はないです。どれにするか悩んでいる方はまずは50mmの単焦点レンズを購入しましょう。
ということで今回はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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